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人はだれでも年を取るはず

藤田尚人(中3)

 僕の友達のおじいちゃんが亡くなった。家族に大切にされて九十三歳まで生きた。おじいちゃんが生まれた時は明治の終わりごろで、太平洋戦争も経験している。終戦後に家族を助けるために一生懸命に働いたと思う。だから家族も、最後までおじいちゃんを大切にしてくれたのだろうな、と僕は思った。
僕にも九十五歳のひいおじいちゃんがいる。とても元気で暮らしている。ひいおじいちゃんは、若いころに親を亡くし、多くの苦労をしてきた。ひいおじちゃんに会いに行くと、とてもうれしそうな顔で迎えてくれる。僕もうれしくなる。
僕の家ではお年寄りを大切にしている。お年寄りが苦労し頑張ってきてくれたおかげで、今がある、と両親は言う。
だが今の時代、お年寄りは、あまり大切にさていない。何だか少し遠慮して生きているみたいに僕は感じる。公演に座っている老人はいつも一人で空を見ているし、駅で見掛けたおばあさんは、よろよろしながら手すりにつかまって階段を下りていた。
僕は胸が痛くなる。「老人は役に立たない」「余計もの」という意識が今の社会にはないだろうか。僕だって、いつか老人になる。人は誰でも年を取る。「大切にする」ことをしなければ自分が「大切にされなくなる」のに、と僕は思う。 

2004年4月23日

 

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