中西美沙子
スコーレの考え方
募集の案内
教室風景
生徒の作品
文章教室スコーレ
静岡県浜松市中区
元城町 219-16
TEL: 053-456-3770
FAX: 053-456-3795
マップ
お問い合わせはこちらから
中西美沙子のページへ
ホームへ


『おはよう』で交流広がる

寺田一貴(中2)

 人類の特徴の一つは、言葉を持っていることだ。人はなぜ言葉を持つようになったのだろう。僕は他の動物と同じように、最初は「合図」が何回かあったのだと思う。そして狩りなどをしていくうちにその合図の数が増え、質も上がり、言葉が生まれたのだと思う。
 言葉の中で「あいさつ」というのは、今で言う健康観察みたいなものだったのではないだろうか。「おはよう」は一日の始まりに言うから、生きていることの確認だったり、喜び合いだったのかもしれない。だが今は、あまりその声が聞こえない。おばあさんやおじいさん、知らない人にも「おはよう」「行ってらっしゃい」と言ってくれる。やっぱり気持ちがいい。
 人と人のつながりの橋になるのは言葉。「あいさつ」もその一つだ。人との交流を「あいさつ」で広めることができるのではないだろうか。「あいさつ」の文化を僕が大切にしたいと思うのはそういう理由だ。

中日新聞
2003年6月12日掲載

 

Copyright(C) 2004 Schole. All Rights Reserved.