中西美沙子
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鳥の病気拡大 狭い鶏舎一因

小島佳子(高3)

 鳥インフルエンザ。七十七年前にも一度発生したという。しかし今日ほどの大流行にはならなかった。今再び発生した時、それが猛威をふるっているのはなぜか。
  原因の一つには、鶏の育て方の問題があると聞く。昔は放し飼いで、鶏は自分で餌をとり、適度な運動もしていた。今は、狭い鶏舎の中で鶏はひしめき、人口飼料で育てられている。そういう飼育の仕方が鶏という生命体を弱らせ、インフルエンザが大流行してしまったのではないか。
  その根底には、鶏を短期間に大きくして大量に出荷するという経済優先の社会の在り方が見える。生命の糧となる食べ物。それを供給する人たちは、人の生命を大切に思っていてくれるのだろうか。
  私たちはこの地球上に「共に生きている」。食べ物を供給する人たちは、誰よりもそのことを認識してほしい、と願う。

中日新聞
2004年4月11日掲載

 

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