人間関係学ぶ学校は楽しい稲本暁(中3) 「学校って何だ」という記事を新聞で見た。そこに。「知識、単位の取得だけなら、学校は要らない」と述べられていた。全くその通りだと思う。おそらく学校に通う大半の子供は、「学校は楽しい」と感じているはずだ。それは友達といっしょに勉強したり、運動会などの行事で盛り上がったり、部活に励んだり・・・。励まし合える仲間たちと一つのことに向かいがんばっていくことが楽しいからだ。
今の学校はホームルームを軽視しがちだという。しかし、僕は今まで教室という場でいろいろなことを学んできた。友達とけんかもした。でも、そうやって意見を主張し合ったことと同時に、相手に耳を貸すことも覚えた。おそらく社会に出てきちんと生きていける人は、他人とのコミュニケーションが上手なんだと思う。学校はそれを学ぶ場でもある。
中日新聞 2004年7月23日掲載 |