自己表現する言葉を大事に天野翔太(中1) 最近、人はあまり言葉を話さなくなっているのだろうか。言葉は自己表現をするもの。言葉を使わないということは、感情が少ないということなのだろうか。言葉が文明を発展させてきたことを思うと、なんだか心配になる。大事な言葉をそまつにしているのではないか、と思えて。
人間がそまつにしている、その言葉を使い始めた動物がいる。ゴリラだ。アメリカの動物園で飼われている、と新聞に出ていた。今では二千語以上の言葉がわかり、一千語くらいの言葉をつかえるらしい。僕はびっくりした。ゴリラに負けているぞ、人間。
日本語は、表情豊かだ。それを使わないのはもったいない。表情豊かなこの日本語は、人間関係を深くすることができる。言葉を使わなくなっているのは、人間関係の大切さを知らないからではないか。僕は、しっかり言葉で表現していこうと思う。 中日新聞
2004年9月10日掲載 |