伐採簡単だが残したい自然青木あゆ(中1) 「姫まつ かわら版」というものを見ました。これは、住人の人たちが「切ってしまおうか」という浜松市の姫街道の松を守ろうとしいている人たちのかわら版だそうです。
私の家の前にも、キンモクセイの木があります。朝、早すぎてやる気が出ない時、テストの点が悪かった時、そのキンモクセイが元気をくれます。松もそうなのではないでしょうか。
切ろうという意見の人の中には、落ち葉の問題も出ているそうです。私には考えられません。小さいころに落ち葉がたくさんあると、「落ち葉のベッド」といって遊んだものです。道が狭くて、遊ぶのは危険かもしれないのですが、落ち葉をけって遊ぶくらいはできます。落ち葉も、見方次第で楽しいか、迷惑なのかが変ってきます。
江戸時代の街道の面影を残す松を切ることは、あっという間です。でも、もっと先を見てください。また美しい自然を必要とする時に、松は簡単に育ってはくれません。
。 中日新聞 2004年10月10日掲載 |