バオバブの木 花博で見たよ渡辺真樹(小5) ぼくは花博で、バオバブの木の根っこを見ました。マダガスカル島という南の島から、花博まで運ばれてきたのです。倒れた木の根っこを持ってきたらしい。横はばが、とてもでかくて、ぼくはびっくりしました。2メートルくらいあって、年輪はなかったです。四季がない所では年輪ができないと聞いていたけど、ほんとうだと思いました。ふしぎなにおいもしました。
ぼくはアフリカに行ってみたいと思っています。なぜかというと、バオバブの大木があるからです。前にバオバブのことについて読んだことがあります。そこには村人たちがこの木を「聖なるバオバブ」「世界の宝」と呼んでいると書いてありました。写真を見たこともあります。何もない砂漠に、こんな大きな木が、何百年も一千年も生きているなんてふしぎです。だからぼくはこの木を見たいと思ったのです。
花博のバオバブの木を見ようと、そこにはたくさんの人がいました。根っこしか見られなくてもこの木はこんなにたくさんの人に愛されているんだなとわかりました。
中日新聞 2004年10月11日掲載 |