心の中の鬼を追い払いたい渥美賢(小4) 節分。「鬼は外」と豆をまくけど、鬼ってなんだろう。ぼくはたぶん、人の心にすむものだと思う。
ぼくの心の中には「がまんできない鬼」がいます。その鬼は、今日は友達と遊ばないと思っている時にかつ動して、ついつい遊んでしまいます。ときどきがまんできる時があるけど、だいたい鬼にやられてしまいます。
あともう一ぴき鬼がいます。そいつは、「すぐあきらめてしまう鬼」です。ぼくは、じきゅう走の練習を最初の方は、がんばってたくさん走っていたのに、今ではまったく走らなくなってしまいました。これはたぶんこの鬼のせいです。この鬼は最初はぼくに負けていたのに、ぼくがすぐあきらめるので、いろんなあきらめ鬼が来て、ぼくの中で強くなったと思います。
節分なので、この二ひきの鬼を追い払いたいです。 中日新聞 2005年2月3日掲載 |