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中西美沙子
スコーレ
cube bleu
 
 
 
 
 
 
  
 

 住宅作りも時代の影響を強く受けています。大量消費時代の初めには、住宅メーカーの低コストで、画一的な居住空間が持てはやされました。その後、好景気を反映してかメーカー同士の差異化が起こったのです。「エコ」「家族」「耐久性」「耐震」「2×4」などの特徴を強調して販売促進を図りました。どれも重要な住概念です。しかし、このような謳い文句がどれほど「人の生活」に根ざしていたか疑問でもあります。概念が表面的なところに止まっていて「人の生活」が見えてこないのです。「人」が「どのように住むか」という基本が抜けている傾向があるのです。イメージやコマーシャルペースでは、「快適な暮らし」と「安全」が謳われていますが、「商品の差異化」と「販売促進」に止まっているように思えます。大量消費時代の住宅は、悪くいえば「お仕着せ住宅」です。住宅会社の「売りイメージ」を消費者は、受動的な立場で選択するシステムです。消費者に「住むこととは何か」を考えさせるのではなく、住宅展示場や建築雑誌での「あれか」「これか」の選択肢を提案する傾向にあります。消費者のニーズは部分的なオプションとしてしか扱われなかったのです。

 

 消費者は住の専門家ではありません。トータルで住居を想像、或は創造する力を有していません。当社『すまい』は、「消費者」と「設計者」と「施工業者」をコーディネートする家作りを目指しています。消費者の住居への考えと設計士の創造性を妥協なく繋ぐのが『すまい』の存在理由です。消費者の住に対する考えをサポートして、「どこにでもある家」ではなく「たった一つの家」を理想としています。
 営業活動や宣伝を抑え、施工業者へは直請けを基本にして経費を節減し、建築費の負担が軽減できるシステムが、『すまい』のあり方です。

 

 大量消費の時代は過ぎ去りました。ある意味で、衣食住に対して慎重な目配りが求められる時代でもあります。「家作りへの目配り」をするための「知識」や「想像力」を消費者に提供しともに考えることが必要とされるでしょう。「家作り」は「人生」と同じです。「どのように生きるか」と「暮らし」は同じものと考えています。「クライアント」の立場になって、「設計士」と「施工業者」を選択し家作りに参加するのが「すまい」です。